鋭く甘い視線の先の獲物
覚悟を決めた決断
家に帰ると、珍しく恭也さんがご飯を作ってる。
珍しいと言うより…初めてだと思う…。
「恭也さんが自炊なんて、珍しい事もあるのね」
「今日はたまたまだ」
「たまたまねぇ。ねぇ、私の分もある?」
「ねぇよ」
「えぇっ?!嘘っ?!」
「…なわけねぇだろが」
「びっくりしたわ…もう…」
もう、恭也さんったらすぐ、意地悪するんだから…。