鋭く甘い視線の先の獲物


そうこう考えている内に段々と眠気に襲われ始めた頃、タイミングよく色男が帰って来た。


せっかくウトウトしていたのに、また目が冴えてしまった…。


せっかくだから、ちゃんと病院行ったのかだけでも確かめておこうか。




「おかえりなさい。今日はちゃんと病院へは行ったの?」


「嫌。たいした事ねぇからな」




自分の部屋を出ると色男のいるリビングへ入り問い掛けた。


病院行ってないって
どういう事よ…?



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