極妻真子17才、今日も銀ちゃんに溺愛されてます
鉄人さんが話してくれた。


最後まで覚悟を決めて聞きます。


「麻美と俺は幼馴染みで、小さい時から一緒で、気がついた時お互い好きになっていた。麻美と結婚したくても、母親が男に騙され、多額の借金があった。」


そんなの辛すぎるよ。


涙が止まらない。


「俺は母親の借金を返す為に、17才で極道の世界に足を入れた。その時、麻美のお腹に真子がいて、俺は嬉しくて麻美に生んでほしいと言った。」


結婚出来ない理由があったの。


何となく分かってしまう。


「麻美の両親に結婚を反対されて、仕方なく別れを選んだ。」


母さん、泣かせてごめん。


父さんも母さんもたくさん苦しんだんだね。



私は愛されて生まれた子供だった。


良かったです。


今まで母さんに聞きたくても、怖くて聞けなかった。


両親にとって、私は必要な子ではなかったのではないか、ずっと悩んでいたから。


ごめんね、ずっと誤解したままで。


母さん、私を生んでくれてありがとう。


父さん、これからは親孝行します。







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