極妻真子17才、今日も銀ちゃんに溺愛されてます

俺の話を聞け

仲良く龍人さんとラーメンを食べていると、銀ちゃんがお店に飛び込んで来た。


｢お客様、もう当店は閉店しました。｣


｢龍人、いい加減しろよ。｣


銀ちゃんが龍人さんの胸ぐらを掴む。


｢銀ちゃん、止めて！｣


龍人さんは悪くないのに。


｢真子は引っ込んでろ。真子が好きになっただと、おまえ冗談は止めろ！｣


バカらしい。


龍人には好きな人がいるんだよ。


｢冗談じゃないって言ったら、銀は人が良すぎるんだ。人の気持ちばかり考えて、純ちゃんの事にしろマサの事にしろ、」


え、マサさんも関係してるの。


「おまえがそんなんだから、真子が辛い思いすんだよ。俺なら真子に辛い思いはさせねぇけどな。｣


銀ちゃんが龍人さんから手を離した。


｢真子俺は、｣


どうして、銀ちゃんは何で泣きそうなの。


泣きたいのは、私なのに


｢そんなおまえに真子は返せねぇな。泣きたいのを真子は必死に我慢してんだよ。｣


龍人さんもういいから、銀ちゃん許してあげて。


もうどうでもいいから、銀ちゃんをこれ以上苦しめたくない。


私はバカだから、結局どんな銀ちゃんも好きなんだ。