極妻真子17才、今日も銀ちゃんに溺愛されてます
本当にバカバカしい。


バカなこの二人をこらしめてやるんだから。


「真子、いいから下がっていろ!俺は真子を守るって言ったろ、俺を信じろ。」


分かってるよ、そんな事は。


銀ちゃんを信じないとかじゃないんだ。


こんなバカげた喧嘩を止めさせたいだけ。


もう、何で誰もいないの。


鉄二さん、マサさん何でいないのよ。


誰でもいいから助けて。


「酒井修司さん、あなたが銀ちゃんを恨む原因は何?」


「おまえには関係ない。」


「関係なくない。私は銀ちゃんの妻なんだから、知って置く義務がある。さぁ、二人とも話しなさいよ。」


どうしても時間を稼ぎたかった。


お願いだから、誰か来て。


何とかして時間を止めるしかない。


こんなバカらしい喧嘩で、解決するはずかない。


血を見る喧嘩なんで、映画の中だけでいい。


もう、何で誰もいないの!







< 291 / 367 >

この作品をシェア

pagetop