極妻真子17才、今日も銀ちゃんに溺愛されてます
そんな事ないよって言おうとして止めた。


マサさんが私に気持ちを伝える事をしないなら、私もその事に触れないで置こうと思う。


銀ちゃんが純ちゃんの病室に入って来た。


「又病室抜け出して、看護師が探してたぞ。純は元気にしてたか?真子は俺のだから返して貰うぞ。」


もう、銀ちゃんのバカ!


女同士の話をしてたのに。


「はい、はい、分かりました。真子さんは私の大切なお姉さんだから、優しく扱ってね。銀ちゃんは直ぐに真子さんを襲いそうだから。」


その通り。


「おい、こら、俺を盛ってる犬みたいに言うな。ケガ人を襲うほど非常な人間じゃねぇよ。」


純ちゃんと一緒に笑った。



純ちゃんの笑顔が眩しい。



銀ちゃんと純ちゃんは凄く仲がいいから、私も誤解してしまったけど。


あの時は本当にごめんなさい。


この性格を直さないと、いけないとは思うけど。


走り出したら止まらないんだよね。







< 316 / 367 >

この作品をシェア

pagetop