極妻真子17才、今日も銀ちゃんに溺愛されてます
母さんは父さんと離れていて、大丈夫だった。


私なら寂しくて、我慢出来ないと思う。


私が生まれてから、17年間も。



「母さんは不安じゃなかったの。父さんとずっと別に暮らしていて。」


「不安がなかって言ったら嘘になるけど、鉄二が好きだから、好きって気持ちだけで信じられたかな。」


え、好きと言う気持ちだけで、信じられる自信がない。


「17年間もだよ、父さんは浮気とかしなかったの。 」


母さんが父さんを見て笑う。


浮気をしてたとか。


「鉄二は若いし、女なしは無理でしょ。理解してる訳じゃないけど、何処かで私たちは大丈夫って自信があったからかな。」


父さんが焦っていた。



「風俗行ったのは無理矢理連れて行かれた訳で、仕方なく、そう仕方なくだ。」



「本当にそうだったの。」



ヤバくない、この状況。


夫婦喧嘩が始まるのか。


「俺はずっと麻美だけだった。今もこれからも、俺たちには子供も生まれるんだ。分かってるだろ俺の気持ち。」


二人で見つめ合う、あのう、ここに娘いますけど。


二人の世界に完全に入ってしまったみたい。


お互い信じ合えるって、凄い事だと思う。


私も父さんたちのようになりたい。


銀ちゃんはどうしてるのかな。


私に会いたいと思ってくれてるだろうか。


私は銀ちゃんに会いたいです。







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