極妻真子17才、今日も銀ちゃんに溺愛されてます

一難去って又一難か

俺は慌て屋敷に戻った。


何であの女に俺の正体が分かったのか。


俺は女に金を渡し、ホテルから逃げて来たのに。


名前も身分も明かしてないはず。


屋敷の前にマサがいて。


マサが俺を睨んでいる。


おまえには何も言われたくない。


何か言おうとするマサを振り払い屋敷へ入った。


俺たちの部屋から女の声がする。




「銀平に惚れたの。銀平も私の方がいいんだって、あんたみたいなお子様相手するのもう疲れたんだってさ。悪いけど今日から私がここで銀平と暮らすから、あんた出て行ってよ!」


なんなんだ、あの女は。


本当にバカバカしい。


「おい、おまえ何を勝手な事言ってんだよ。」


「銀平、会いたかった。」


俺に抱きつく摩子。


おい、摩子、離れろや!


俺は摩子を睨みつけた。


おまえ、何か勘違いしてるだろ。


いや、待て、どうして摩子がここにいるんだ。


俺は後をつけられたのか。







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