極妻真子17才、今日も銀ちゃんに溺愛されてます
どうして銀ちゃんが上から目線な訳。


銀ちゃんがあんな女に関わるから、こんな事になっているのに。

本当にやだ。


「氷で顔を冷やた方がいいですよ。」


声をかけて来たのはマサさんだった。


マサさんから氷を受け取り顔に当てる。


「真子さん、大丈夫ですか。俺の代わりにすみません。」


いえ、いえ、マサさんを庇ったのではありません。


銀ちゃんに暴力を振るわせたくなかった、だけですから。


ごめんね、マサさん、私はこのどうしょうもない男が好きなの。


自分でもバカだと思う、でも、好きな気持ちは止められない。

それにこのどうしようもない男を、何とか出来るのは私しかいないと思う。


銀ちゃんと私はこうなる運命だった。


私には銀ちゃんが必要で、銀ちゃんには私が必要だから、どんな事が起きても二人は離れられない。


離れられない運命だと思う。












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