極妻真子17才、今日も銀ちゃんに溺愛されてます
大きなショッピングモールの駐車場で車が止まる。


もしかして、ここは。


「ここに来たかったのから、嬉しい。」


お母さんは忙しくて、何処にも一緒に出かけた事がなかった。


本当は寂しかったけど、素直を気持ちを伝える事が出来なくて。


「真子に喜んで貰えて俺も嬉しい。寒いからコート着ろ。そのスカート短か過ぎだな。」


このくらいのミニはみんなはいてるよ。


マサさんが笑ってるし。


「笑うな。おまえは車で待ってろ!」


ずっと車で待たせるつもり。



「マサさんも一緒に行こう。」


そう言ったら、銀ちゃんに睨まれた。


車で待たせるのは可哀相。


「それは駄目ですから若に怒られます。俺は一人でブラブラしますんで、気にしないで下さい。」


仕方ないのかな。


ごめんなさい、マサさん。


「もうすぐ妹の誕生日だろ、プレゼント買ってやれよ。」


マサさんが頷いた。


マサさんに妹さんがいるんだ。


「マサさんの妹さんいくつなんですか。」


「真子さんと同じ年になります。」


17才なんだ、友達になりたい。


マサさんの妹さんと友達になりたかったけど、口には出せなかった。


銀ちゃんが許してくれそうもないから。


銀ちゃんのバカ、わからず屋。












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