命の贈り物
そこに写っていた写真は今では考えられないものばかりだった。
小さい頃の私と私を幸せそうに抱く女の人。
そしてその横に優しそうな目で見つめる男の人。
私を抱いてるのはあの女だ。
でも、この男の人は…?
私と住んでいるあの男とは違う。
いくら若かった頃だって言っても間違うはずがない。
この男の人は誰…?
私は怖くなった。
怖くなってアルバムを閉じた。
部屋の掃除を投げ出したまま家を飛び出した。