命の贈り物
少しの沈黙のあと、涼は口を開いた。
「ミサが決めたことなら、俺はいくらでも協力する。」
「涼…。」
その時、私の心は決まった。
「私、真実を確かめたい。」
真っ直ぐな目をしてはっきりと言った。
「…そうだな。ほんとかも分からないのに悩んでたって、仕方ないことだしな。」
涼は協力するよ、と言い立ち上がった。
「さ、今日はもう遅いから、明日ゆっくり考えよう。」
「うん。ありがとう。」
辺りはすっかり真っ暗だった。
私はお礼を言って涼の部屋を出た。
夜の風が冷たい。