お家
愛ちゃんは、国道を100キロ以上のスピードを出して走行している。





「愛ちゃん。お母さん、大丈夫かなぁ?」





知らず知らずのうちに泣けてくる。





「大丈夫だって。皐さん、強いんだからさ。俺がついてるから心配すんな?」




といいながら私の頭を優しくなでてくれる愛ちゃん。





この時、初めて愛ちゃんが本当の意味でかっこいいと思った。





「うん。」




サイドミラーを見ると、目を真っ赤にしてる自分が写っていた。




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