お家

新★居候

兄弟の仲も直ってきたある日の朝。



「なあ、兄貴」






「ん?」





目玉焼きを頬張る兄弟。








最近では朝、私に男が寄りつかぬようにと、ライ君がバイト先の寮から迎えに来てくれている。




それに合わせて、私は3人分の朝食を作るのが日課になっている。





今日も3人で朝ごはん。





「今日からここに住んでもいい?」





ガッチャンッ!!!!!




愛ちゃんの持っていたお箸がお皿の上に落ちた。





「あの・・ライ君。この家、広くないから・・・」





「そういう問題じゃねえだろ!雪ッ!」





「え?どういう問題?」





「お前、本当に言ってんのか?雷輝」




「うん。だってここのほうが学校近いし。」




「どうする?愛ちゃん」




「皐さんに聞いてみるか?俺にそれを決める権利はないし。思いっきり拒否したいけど」



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