Romance Cutter
―初恋の傷請け負い人―
第六話・最終話
「ほのか…」
ケイも、空を仰ぎ見て、遠い目をしながらその雪模様を眺めていた。
「ケイ君!」
「!」
ケイが振り返ると、眼鏡を外し、おさげをほどいて髪をなびかせた未恋がいた。
「未恋…さん?」
「…名前で呼んでくれたのって、初めて…よね?
この庭なんでしょ?ケイ君とほのかさんが初めて出会ったのって。
…初めて、人を好きになった時の事を思い出してみて。その時、身体中、震えるような喜びを感じたはずよ。」
「…私が、思い出させてあげる。」
未恋は、ケイに対してニコッと微笑むと、右手にロマンス・カッターを持ち、自分の左手首に、そっと添えた。
「未恋さん!君には無理だ!大怪我をしちゃう!止めてくれ!」
「…きっと出来るよ。ほのかさんが、手伝ってくれる。」
「ケイ君だけじゃない…私だって、怒ったり、泣いたりじゃなく、大好きな、君の笑顔が見たいもの!」
未恋は、一呼吸置くと、左から右へ、流れる様にロマンス・カッターの刃を滑らせた!
ケイも、空を仰ぎ見て、遠い目をしながらその雪模様を眺めていた。
「ケイ君!」
「!」
ケイが振り返ると、眼鏡を外し、おさげをほどいて髪をなびかせた未恋がいた。
「未恋…さん?」
「…名前で呼んでくれたのって、初めて…よね?
この庭なんでしょ?ケイ君とほのかさんが初めて出会ったのって。
…初めて、人を好きになった時の事を思い出してみて。その時、身体中、震えるような喜びを感じたはずよ。」
「…私が、思い出させてあげる。」
未恋は、ケイに対してニコッと微笑むと、右手にロマンス・カッターを持ち、自分の左手首に、そっと添えた。
「未恋さん!君には無理だ!大怪我をしちゃう!止めてくれ!」
「…きっと出来るよ。ほのかさんが、手伝ってくれる。」
「ケイ君だけじゃない…私だって、怒ったり、泣いたりじゃなく、大好きな、君の笑顔が見たいもの!」
未恋は、一呼吸置くと、左から右へ、流れる様にロマンス・カッターの刃を滑らせた!