スなおなキもち
告白?

廉に?

「よっ、良かったじゃん!、絶対、廉okしてくれるよ!」

言いたくも無い言葉を出してしまう自分は馬鹿だ。

「あ、あたしそろそろ塾あるし!、じゃあまたね!」

「えっ?、咲月…。」

ばたばたと帰る準備をすませ、大急ぎで帰った。

足取りが早くなる。

ついには走ってしまった。

嫌だ、嫌だよ  廉

あたし廉の事好きだよ 大好きだよ

いつの間にか着いたのは廉の家だった。

チャイムを押してみる

「はーい…、ってさつ…」

あたしはいつの間にか廉を抱きしめていた

「は…?、どうしたんだよ…?、咲月?」

廉がきょどっている。

「ごめん…っ、ごめんね…

「あたし…、あたし…っ」

何回も謝った

廉に対しても苓奈に対しても。

「…何があったか知らねえけど家入れ…」

頭を撫でながら廉は優しく宥めてくれた。

いっつもの廉の手より暖かい、優しい


愛しい



いつのまにかそんな感情が次々に出てきた。

好きだよ…、廉。

今は廉の事しか考えられないよ…

世界で一番好きだよ

そんな気持ちがよぎって、あたしは気付いてなかった

廉の家の玄関先に居た苓奈の存在に。


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