スなおなキもち

止まらない


好きだ



俺はとうとう言ってしまった。

咲月に。

駄目元なのはわかってんだ

でもどうしても止められない。

「あ…っ、苓奈が呼んでるから…っ、じゃあね」

逃げられた

俺はそう思った。


でも俺は諦めないぜ、咲月

お前から返事を貰うまではな


やっぱり咲月の事ばかり考えてる

いつも以上に。

俺って気持ち悪いかな 笑


「何笑ってんだよ、おかしいやつ」

普通通りに話しかけてみた 

正直気まずいけど

困った顔も笑った顔も全部愛しい。

好きっていうレベルを超えている

「苓奈は廉のこと好きって知ってるでしょ…」

は?
今更なんだよ。

俺は御前が好きなんだよ

気付けよ、咲月。

俺はくしゃっと頭だけ撫でてみた

今のこいつに何をしたって無駄だ。

俺はそう判断した

「誰が俺を好きでも俺は御前が好きだ。お前からの返事を聞くまではな。」

そうだ

咲月からの返事もきいてねえのに俺に嫌いになれと言われても困る

じゃあな。

俺はその場を後にした。





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