馬鹿なアイツが大好き



気がついたら
走っていた…。
赤髪と離れたく
ない一心で!


野原公園に着くと
ほんとに赤髪がいた。


双子やるなぁ!


何て思っていた。


「赤髪ッ…」


「…!!よっ…」


「よっ…
ねぇ、赤髪外国行くの
ってほんとなの?」


赤髪は少ししたを
向いた…。



ほ、ほんとなんだ。


「わりー…
さっきは無理な事
言って…でも俺
お前と離れたくねぇ…」


私もだよ…


気がついたら
赤髪に抱きついていた。


「わ、私も離れたくない
よぉ…ずっとこれから
先も一緒にいられると
思ってたのに…!!」


赤髪は無言のまま
私の頭を撫でてくれた。
その優しい手が
胸にぐっときて…
涙が出てきた。


「…まだよぉ…
時間あるから…
後の時間をお前と
過ごしたい…
せっかく付き合えた
のに…その1日前に
外国行く事が決まって!
でもお前とまだ1つに
なれてない気がして…
このままじゃ外国
行くきなくて…」


馬鹿馬鹿!!!
私はずっと前から
赤髪の事が好きだった
のぉ…なのに
恋した事なくて自分の
気持ちに素直に
なれなくて…
こんな事になるん
だったら私だって
もっと早くに…してたよ?


< 78 / 92 >

この作品をシェア

pagetop