身体とお金〜Last Love〜
「側にいるから…」

彼は側にいてくれる
こんな私でも
震えながら言ってくれた

「俺はもし、あの時君の命が助からなかった…後を追うつもりだった」
「!!!!!!!」
「でも君はベットの上寝ていてくれた。可愛い寝顔で寝息をたてて。君が目覚めた時に1番最初に顔を見るのは…」
「見るのは俺がいいって勝手に思った。君は嫌だったかもしれないけど俺はそうしたかった」

彼の言葉が嬉しかった。こんなにも考えてくれてた。

「毎日毎日病院に通って寝ている時に、君に話かけて、正直自分バカだなぁ〜とも思った。でも、君に話たい事がイッパイあったんだ」
「君が聞いてくれなくても眠っていても、君が目が覚めるまでずっと」

人を愛するという事は、こういう事なんだろうか
こんなにも切なくて、苦しくて、愛おしい

「でもね…私と貴方の関係は…世間ではしてはいけない関係なんだよ」
「分かってる…いくらお金をだしてもいい!!君が…君のヌクモリ、側にいる事が許されるのら」
「だから…だから…君は俺の側にいて、笑っていてほしい」

彼の腕に力がはいった。
私を決して離さないんだという気持ち、決心が伝わってきた。

「私は…私は…」

言いかけた時だった。越えてはいけない線を…
彼が越えてしまった。
私の耳元で…
そうあの言葉を…
私達の関係ではあってはならない言葉…
彼はついに…

「君を愛してる」
「愛してる」

私の頭の中は真っ白になってしまった。

「愛してる」
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