【完】スマイリー☆症候群
「……まさか」
「うん。そのまさかだよ、椿ちゃん」
嗚呼、この勘が外れてたらいいのに。そう、何度祈ったことか。
しかし、やはり現実はそう思い通りにいかず……。
少しずつ、もぞもぞと私達との距離を積める謎の緑の物体――それは、良く見ると迷彩柄の服を着たよく知る人物の姿だった。
「待たせたな、2人共」
鋭い視線のまま、緑の塊は私達に向かって敬礼してきた。
予感的中。
その不審な緑の塊は、正真正銘、ほふく前進をする“亮介”だったのだ。