【完】スマイリー☆症候群
「もう、早く行きましょ、笑佳」
「うん、そだね……ははは」
まだ出発前だというのに、なんだかもう不安でいっぱいなのは私だけだろうか。
手を引くように腕を掴まれた私は、椿ちゃんに続いてバスの階段に足をかける。
「俺達も行くぞ」
「あ、あぁ」
植木くんの肩にポンッと手を置くと、清水くんは私達を追い掛けるように、早急に階段を駆け登った。
そして植木くんはというと、どこか不服そうに眉間に皺を寄せながらゆっくりと乗車した。