【完】スマイリー☆症候群
「し、清水……?」
懐中電灯が照らしたのは、ドアノブに手をかけたまさにその瞬間の清水の姿だった。
こそこそと動く怪しい奴が、清水だという事実を知った俺は、ただ唖然とすることしかできない。
「お前、どこにいくつもりだ」
不審な行動とる清水に、ほんの少しギロリと睨みをきかせ、そう尋ねてみる。
「トトトト、トイレだす」
「トイレか。なら、仕方ない」
清水の奴、一度はああ言っていたが、やっぱりトイレに行きたかったのか。てっきり、また何か良からぬことを企んでいるのかと……。