すたんだっぷ!!


ってゆーのも、体育祭で活躍したメンツばかりだから。



みーちゃんのバスケ部でのポジションは分かんないけど、授業ではいつもポイントガード的なことやってくれるし、夏は足が速いからボールにすぐ追いつくだろうな。



臼ちゃんはボールの扱いに慣れてるってゆーか、うん。全然バスケでも余裕見せる動きしてるし、ポンちゃんは・・・やる気があれば問題ない。



まあ、他の4人に比べたらあたしなんて地味で終わるけど、勝てる要素があるチームだと俄然テンションが上がる。



「それじゃ、試合するぞー。1と2は前のコート。3,4は後ろ使ってやるからなー。」



いつの間にか、試合の組み合わせが決まっていた。



「2分後に始めるから、それまでアップしとけよー。作戦タイムも含む。」



相手チームは・・・っと、



あぁ、菅っちんトコかぁ。



たぶん、メンツ的にはうちの方が・・・おっと過信はいかんな。



けど



「みんなぁ~ちょいちょい。」



みーちゃんが手招きをして集合をかける。



「むこう、菅ちゃんいるじゃん?かな~り、ガっツリシュート決めてくだろうからさぁ・・・。」


自然とヒソヒソ声になる。みーちゃんの意見に皆「んだんだ。」と頭を縦に振る。






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