本当の気持ち<短編>
「なに?嬉しくない・・・?」


なにを言い出すんだ。


「はっ?嬉しいにきまってんじゃん。」


「じゃあなんで嬉しそうな感じじゃないの。」


「はぁ・・・俺さぁふられると思ってたから。そう思ってたのに好きっていうからびっくりしてるだけ。俺チョーダセェ。」


「あたしも言って伝わるか心配だった。てかきづくの遅くてごめんね。」


「まったくだよ。」


「ごめんってば。なんでもしてあげるから許して?」


「なんでも?何してもらおっかなぁ。」


「難しいことはやめてよ。」


「じゃあキスね。キスして?」


「えぇ!!!」


「どっちがいい?憂から普通のキスするか、俺からチョー濃厚なのするか。」


「えぇぇ・・う~ん」


「後10秒できめねぇと俺からする。」


「えっ!!」


「はい10・・9・・・8・・・」


「う~ん」


「4・・・3「あたしからする!!!」


憂からかぁ・・・


嬉しいけど、濃厚なのしたかったかも。


「じゃあ憂からキスして。」


「目つぶってよ。」
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