【短編】無関心な彼女
無関心な彼女
「あんたさぁ。
あれ見て、なんともないの?」


私に友達の泉が、ある男の方を見ながら言う。


ある男とは、一応私の彼氏の克巳。


克巳は、いつもたくさんの人たちに囲まれてる。


私と対象的に明るく活発的。


それでいて、女好き。


てか、年頃の男なら仕方ないし。


顔がいい方だし。


モテるのが自慢な時期じゃない?


私が克巳でもそうなるよ。


って、今の現状は、両隣に女の子がいてベタベタ触られてる。


それを見た泉が嫌そうに言ってきた。


泉って、潔癖?


違うか....


彼氏だから、所有物みたいな?


そんな感じよね。


「いいんじゃない?
羨ましい限り。」


「羨ましいって....
はぁ。」


泉は、私に呆れてるし。


けど、仕方ないのよ。


私は、こういう人間だし。


「泉、つきあい長いからわかるでしょ?」


「まあ、美都は、そうなんだけど....
彼氏だよ。」


別に何も感じない。


てか、どうでもいい。
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