太陽はいつも雲の上で照り輝いている

《二章》大変、それは大きく変化するという意味

目が覚めると
そこは二階のある、僕には、とても大きな家

『ここ行ってもいいの？上に何があるの〜』

『危ないから一人で行ったらあかんぞ』

『よし、つとむ！行こ上がるぞ』

『何があるの〜〜』


兄が僕の前を通り過ぎ、すたすたて階段を上がっていく
僕は必死に追い掛けた
初めて登る、家の中にある階段


『わぁ〜ココにもお部屋がある』

『つとむ、来てみい〜気持ちいいよ』


僕は兄の声をする方に駆け寄った

そこには、ベランダがあり、今までにはない見晴らしの良い景色
爽快な気分で兄と外を眺めた


ベランダから見た景色は僕には異国に来た様な気分にさせてくれた。
ふとっ、、、金木犀の気を思い出した。

引っ越しも、慌ただしく終わり、すっかり片付いて、何か旅行に来た気分で、少しテンションも上がりながら落ち着かず、新しい畳の匂いに一時、癒され落ち着く

『ご飯にしよか』

『つとむ、ご飯や』

『うん』

ひとつのコタツに笑顔が集まった

『さぁ、新しい家、新しい場所、新しい学校、幼稚園、新しい気持ちで、また家族五人、楽しくしよう』

父が言うと僕は、暖かい陽だまりの中にいる気分で、笑う顔が消えなかったです。