太陽はいつも雲の上で照り輝いている
《最終章》太陽はいつも雲の上で、照り輝いている
『まゆ会場借りて、ボランティアみたいにカウンセリングしよか』

『チラシとかまかないとあかんね』


僕とまゆは、チラシ作りや配布に必死に動いた

会場で開いたものの
さっぱり


しかし

大きな仕事があった。
それは

『こんにちは先生お忙しいところありがとうございます。では、さっそく撮影に入ります』

カウンセラーであるまゆと僕は先生と呼ばれるようになっていた
そして、撮影

まゆが雑誌に載る
花咲く時の瞬間が今やってきたんだ


取材兼ねての写真撮影まゆが凄く、格好よく誇らしく見えた

『ありがとうございました。雑誌掲載は来年になりますが、本をお送りする際にまた、ご連絡致します』


『まゆどんな風に載るんやろな楽しみやな』

『全国やから、何か恥ずかしいよ』

『自慢の嫁やな』

『ありがとう』

その2日後に、カウンセリング依頼は少なからず予約も入り出した

過去は未来を変える為に存在する  

そんな、お父の言葉が心に鳴り響いた

天にいるお父さんあなたの娘は最高に自慢できる娘なんですよ

見守ってやってください
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