海辺の狼〜イケメン4人に愛されて〜


「遼は雑すぎだ…」

「いやいやいや雑なのは紅次郎ですよ」

「え…?」


紅次郎は意味が分かっていない様子で手を止めた。


「ごめん」


紅次郎がしゅんとした。

な、なんか可愛い。


「ううん、謝るのは変だって! 心配してくれたんだよね! ありがとう」

「………っ!?」


あれ。

お礼を言っただけなのに、紅次郎が固まっている。

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