まほろば【古代編】
それだけ言うと、大きな人間が歩き去っていった方向に足を向けてそのまま行ってしまった。

「どういう、こと…?」

ハルカが全てを理解するにはまだ時間がかかるだろう。

だからこそ、ハルカが自分のやるべきことがわかるまででも側にいてあげなくてはいけない。

アキ、ハルカは大丈夫。

何があっても、ハルカのことは守るから。

だから、アキは安心して次の世代へと命を受け継いでいって欲しい……。



【ホムラの章・完】
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