罪人の恋~少女side~【短編】
もちろんこれは嘘

「(……あなたにだけは、心配かけたくないの…だからそこで、いつもみたいに……笑っていてほしいの)」

少女は、自分の死期を悟っていた

そしてこれは

少年に心配をかけまいと選んだ手段だった

少女はこれ以上ここにいると泣いてしまう

そう思い

少年に背を向けて歩き出した
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