【完】不良な君の甘い蜜
こさっぴーの暑苦しい話にクラスの皆もダルダル。



ミツなんかだるすぎるのか、ダルビーダルビーと呪文を唱えていた。



けど、終礼のチャイムが鳴った途端、シャキーンと体が起き上がりまるで犬のように私の机に顔を置いた。



「なぁなぁ八重殿ぉ!せっかく夏休みなんですから、仲子四人組で海か山に旅行行きませんかぁ?」



ちょっ…上目遣いとか可愛すぎるんですがミツさん!



「それよかねぇ、俺ん家の芦北の別荘とか行かんー?」



ミツに便乗したしんしんは、同じ体勢でまーやんの机に顔を乗せ、私達を見比べた。
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