新月の夜
織もいるのよ。」
「あの場面でかわせるのか?」
「嘘でもついて。」
「今、キスしたい。」
「最低!」
「求めてるくせに。」
「泣くわよ。」
「嘘だね。」
「…そんなことここでできるわけないでしょ。」
「じゃあ降りたら。」
「…もう。」


「あぁっ…。」

キス。胸に。

「やめて…変な声がでる…あぁっ!?」
「本当、麻友の声にそそられる。性欲がでるね。」
「やめてよ…チビなんでしょ?」
「チビだよ。チビが好きだよ。」
「あぁっ!?卑怯者。知らない!」

麻友美は走る。麻友美は恥ずかしいだけで受け入れている。


「ふ〜ん。あいつもやるなぁ。女か。かわいい。ちょっといたずらしよっかな。その方が燃えるだろう。お互い通じ合っているみたいだし。少し処方箋与えないと。」


「嫌な予感がする…。誰かに見られた?アニキか?まぁ、アニキ興味ないみたいだし。気付かないだろう。」
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