恋するキャンディ~私だけの甘々不良彼氏
厄介って…、ヤンキー先輩に好かれるよりかは、よっぽどいいと思うけど。


「で?鶴の友達、何て名前なの?

眼鏡の下は実は美少年。いいなぁ~、私も一人でいいから誰かからコクられたい~」

月ちゃんホント勝手なんだ。

代われるものなら代わってあげたいよ。

額田先輩…マジで怖いんだから。

私には優しいみたいだけど、廊下で私の同級生とぶつかりそうになっただけで怒鳴るし…

威嚇するその姿を見るだけで、気が滅入るんだよ?


「鶴くんは…、絹川くんって言ってた。見た事ない顔だったし…」

私がそこまで言うと、

月ちゃんが思いっきり、これでもかってくらい目を見開く。

え…何?


「さや、それマジ?」

「え…。聞き間違えてなかったら…」

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