TeFU TeFU ~蝶の媚薬~

夜が明け、辺りが少し明るくなりつつある時に、私はある部屋の前にいた。


スウーと、襖を開けると横たわっている人が一人。


足音で判断したのだろう。首だけ動かして此方をみた。首しか動かせないのだ。


『利つ…。』


親友は少女から女性に成長した。


元から艶やかな顔つきだったけれど、情事の紅い頬は未だ引いていない。


散りばめられたちり紙や白い肌から見える紅い華が、その激しさを物語っている。


『大丈夫…?』


「うん…。腰痛い。」




*

< 82 / 97 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop