†小悪魔の捕まえ方†
「えっ! マジで!?
やべーじゃん宙人!!」
「だよね~。2年生が1位だとは
あたしたちも思わなくてさぁ!
記事の写真取り直したっての!!」
・・・・・・また盗撮っすか。
ぎゃーぎゃー騒ぐ2人を横目に、
ぐるりと教室を見渡す俺。
ある人物を見つけると、
すぐさま視線を自分の机へと向けた。
独特の雰囲気を漂わせる小悪魔なアイツ。
目で追ってしまうかといえば
追ってしまうし。
気になるかといえば
十分なほどに気になる。
アイツの隣が1学期ほど伸びた。
再び小悪魔と過ごす日常と一緒に、
何かほかの事も起こりそうな気がした。