約束~カミヒコウキ~
泣いてしまった…。

ムッチャ困る…。

舞花と麻実を見てもあたし同様アタフタしてる…。

どうしよう…。てか何故ぇ?あたしらんトコにぃるんだぁ?
理紗ちゃんが泣いたせいでみんなの注目が集まる。

「あーあ。三浦なかしたぁ~。」

「は?あたしなの?」

「んなん理紗が勝手に割り込んで来たからだろぉがっ。華歩のせぇにしてんじゃなぃょっ!!」

さすが舞花様…。スゴィです。
みんな押し黙ってるし…。

「静かに決めろぉ~。」

呑気に担任が言った。
担任なんとかしろょっ。

「理紗ちゃん…。もうあたしら決めたからさぁー。」
あたしは切り出した。

理紗ちゃんは泣きながら
「ゴメンね。」

といってくれた。

あたし達3人はクラスの中心って言えばそうらしい。だから注目を浴びるのはいつものコト。と平然に麻実は言ってた。


この騒ぎが後々どんなコトになるか知らずに…
あたしは安心してたんだ。
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