ばいばい



周りの雰囲気からして、ここは病院。


それに…、康がいない。

いつも一緒にいた康が、何故かいない。


「夏姉、康は……………」




康。

その名前を口にした途端、走馬灯のように流れていく記憶。




「こと……?」


あたしに近づき隣に座る夏姉。



「……康…!!!」



まるでスイッチが入ったかのように、あたしは走り出した。




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