こんなおれですが、
こんなおれですが、



「なんか臭いのよ、なんで?」



はい、俺が犯人です。
間違えようのない犯人です。
彼女が間違えようものなら他に男がいるのかもね…


「あんたしかいないのよ!!なんで臭いの!?」


ごめんなさい。
どうやら彼女は俺一筋なようで、いや参った、照れるねこりゃ。


視線を合わせられない俺は彼女の怒りを買うだけだった。




バフー。

と彼女へいつぞやプレゼントしたクッションを顔面に投げられる。

いい加減にしろと、彼女は怖い怖い鬼になっていた。



「あんたね、一緒に暮らしてんだから風呂場で変なことしないで!私は臭くてたまんないの!?」



たまんないの。



前の彼女さんにも言われた気がするセリフ。



なんだよ、いいじゃん別に。



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