*短編*はつこい



ピンポ~ン♪
チャイムを鳴らすと紗希が満面の笑みで迎えてくれた

「いらっしゃい優梨。上がって。今日はお母さんも出掛けてるから誰もいないんよ。」

「お邪魔しま~す。」
紗希についてキッチンへ行き早速チョコレートケーキを作ることにした



材料はこの間の買い物で揃えておいたから直ぐに取り掛かる



紗希は健太を
私は月人のことを
大切に想いながら
心を込めて焼いた



焼き終えたケーキが冷めると溶かしたチョコをたっぷり塗って固まるのを待ちトッピングをした



さすがに紗希みたいに【大好き】なんて書けなかった



紗希はホワイトチョコのペンで文字を入れてる時いつもの何十倍も可愛かった



ホンマに健太のことが好きなんだなぁ‥





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