願わくば……




「あ…ッ…ン…ック…」




高2の夏休み中、久々におきた酷い発作で私は朝、目が覚めた




もう、おきないって思ってたのにな……




等と呑気な事を考えている間にも、だんだん酷くなる発作。


そんな発作に耐えきれなかったが、久々におきた発作があまりにも酷く身動きが取れない私は、まずは1階リビングにいる母親に知らせる事が最優先だと思い枕元に置いてあったケータイの通話ボタンを頑張って押した




『あ……
天ちゃん?? どうしたの??
朝ごはんもう出来てるわよ??』




私が電話してお母さんは2回の呼び出しコールで電話をとって、いつもと変わらない明るい声で話した


私もそんなお母さんに話をしたいけれど、なんだか今回の発作はものすごく辛くろくに話す事さえままならなかった




「……ッ…おか…ッ…さん…ッ…ごめ…ッ…ン…ッ…」




私は最後の力をふりしぼって携帯越しにお母さんを呼んだ




そのまま、お母さんが階段を急いで叫びながら、駆け上がって来る足音と同時に私は意識を手放した




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