Magical☆Player
序章
「・・・・・・っ、な・・・何するのよっ」



私は急に肩をつかまれ、身動きが取れなくなった。




「いいからおとなしくしてろ」


「離してよっ」





後ろは壁。

前は皇帝。



・・・ムカつくほど綺麗な顔した隣の学校の生徒会長。





女王に無礼は許さないわよ!





なんとか抵抗しようとしたが、それは束縛の手を強くするだけの、無意味なもの。

悔しくてきっと睨んだが、それはかえって皇帝の機嫌を良くするだけの、無意味なもの。



そんな私を完全支配したかのように、あの不敵な笑みを浮かべたかと思った瞬間、視界が急に暗くなった。





「痛いってば・・・・・・んんっ」





そして、何か、違和感。
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