(コラボ)沈黙するケイタイ~交点の烈~


携帯は、静かにベットの上にある。

いつまでも、いつまでも、ただ、静かにそこにある。

このまま、永遠に、着信を告げる音は鳴らないのかもしれない。

なんて。

そんなハズはなかった。

現に、教団に連れて行かれても、これを取り上げられなかったせいで、友達からはしょっちゅう、着信があった。

そのときにはすでに入院中ってことになってたらしいというのに。

さすがに出れなかったけど。


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