(コラボ)沈黙するケイタイ~交点の烈~
とっさに腕をクロスして、防御する。

「ああっ!!スキあり、って思ったのに!!」

「何だって!!?このっ!!」

ナユタも負けじと応戦した。

「怖ええ。姉ちゃん」

「ふん。黄帯なんか怖くなくってよ」

かなり痛い蹴りを受けつつ、ナユタは蹴りを返そうとした。

と、

アユタが止まった。

「姉ちゃん、電話」

振り返る。

「ベリル、だったりして」

「まさか」
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