金髪王子〜イケメンハーフは同級生〜

気が緩んで開きかけていた両膝も慌てて閉じて、

スカートのすそをひっぱる。


顔にかかっていた髪の毛も手ぐしで直して背筋を伸ばした。



今日は珍しく座れたから、朝から居眠りしちゃった……


新学期早々、寝過ごして遅刻なんてしたら恥ずかしすぎる。



私は想像してみた。



――……

しんと静まり返った教室の後ろのドアをそっと開ける自分

睨みつけてくる先生と

振り返るクラスメート達の視線

――……



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