猫耳姫とメガネ王子
後ろから壱に声をかけられて、私は不安なまなざしを投げかける。
「みんな、私の顔見たことないって言ってるの」
「は? みんなって……」
壱の視線が猫へ向かう。
「お前、猫と会話してんの?」
「ん……」
「みんな、私の顔見たことないって言ってるの」
「は? みんなって……」
壱の視線が猫へ向かう。
「お前、猫と会話してんの?」
「ん……」