猫耳姫とメガネ王子
部屋の前まで来て立ち止まると、唯は安心したように大きく息を吐き出した。


そんなに、俺のお姫様抱っこが嫌だったのか?


と、少々傷つきながらも、実はまだ離してやらない。


「唯、ドアを開けて」


「え?」

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