猫耳姫とメガネ王子
そう思いながら、唯の頭を撫でる。


「あれ?」


いつもなら眠っていてもピクピクと小刻みに動いている耳が、動いていない。


というか――猫耳自体が、ない。


「唯? おい、唯!」
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