猫耳姫とメガネ王子
長い尻尾をクリンと自分の体に巻きつけるようにして、守っている。


「へ、へぇ~尻尾が弱いんだ?」


こっちまでテレながら、良し良しと唯の頭を撫でてやる。


すると、唯自身は特になんの反応も見せなかったのに、耳が嬉しそうにピクピクと動いたのだ。


クククッ……。


嬉しがってるのバレバレだって。

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