チョコレートより甘い恋
あ、そうだ。


そう言ってすっと立ち上がったよりちゃんは、意味がわからずぽかんとするあたしに、例のニヤケ顔を向けると


「お客さん呼んでいい?」


と半開きになったドアの方に目をやった。


「え?いいけど…。」


「だって。」


誰かな?


あたし、家に呼ぶ程仲の良い友達ってそんなにいないけど…


不思議に思いつつドアの隙間をじっと凝視していると


キィー…


「………っ!」


「気分、どう?」


半分まで開いたドアの隙間から顔を覗かせる…


逹木くんの姿があった。


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