ハッピーエンド・スーパーノヴァ
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「待ってくださいよー、マサルさーん!」

ギャラマサのアパートから、一人の少年が飛び出してきて、彼を追った。

小学校低学年くらいの、元気そうな男の子だ。

ギャラマサは立ち止まって、

「いっくん、君は、お部屋で、ン・カイの扉を開く、禁断の呪文を、練習してなさい」

と少年に言った。

「やだよっ!ナンパに行くんでしょ!?僕も連れて行ってよ」

「ナンパではない。敵対勢力が、近づいていないか、哨戒に行くのだ」

「しょうかい、ってなに?」

「アンテナの女を、見つけるのだ」

「ナンパじゃないかよーッ!」

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